はじめに

日頃は元気で丈夫な犬であっても関節の病気になってしまうことがあります。早期発見をすることができれば、できた分だけ治療してペットの痛みを軽減させるといったことができます。早期発見を見逃さないためには、散歩をしているときや普段からの生活の中での歩き方というような様子をよく見ててあげるということを習慣化させる必要があります。

犬の関節の病気

代表的なものに変形性関節症があります。これは大型でも小型でもすべての犬になりえる病気といわれています。この病気は、骨と骨とを繋いでいる関節に炎症が発生し変形してしまうという状態のことです。基本的にはどこの箇所でも起こってしまうことがありますが、特に体重を支えている前足か後足の膝部分や股部分などで多く発症します。この病気は放置してしまうと最終的には歩けなくなってしまう可能性があります。しかし進行が緩やかであるために見落としてしまうということも多くあります。この病気の症状には歩き方がおかしい、元気がない感じがする、運動を嫌がる、動作が遅くなる、腫れていたり変形している、その箇所を触ると嫌がるというようなことが見られます。そのような症状を見せた箇所を動かした時に異常な音が聞こえることもあります。原因については、過度の運動や肥満、加齢などがあげられます。過去に骨折や捻挫をしたことがあって、それに伴う緩みや骨格の変形が原因となる場合もあります。

犬の関節の治療

変形性関節症になってしまったときの治療は基本的に療法食、サプリメント、薬を組み合わせた治療を行います。痛みを緩和させるための抗炎症剤を投与することと、痛みを抑えることを助けるためのサプリメントを組み合わせて、痛みの管理をしてから体重管理と運動療法を行なっていきます。この病気は完治することはないといわれています。しかし症状の軽減や運動能力の回復を目指すことはできます。痛みに苦しんでいると活動が低下してしまうために肥満になってしまうことがあります。そこで体重管理と運動療法が必要になっていきます。体重を管理していくことで動きにくさを軽減します。体重を減らすためには食事の成分や量を調整したり、定期的な散歩や水泳などの効果的な運動が必要です。運動をしていくことで筋肉を強化することができることで再び活動的になることがあります。しかし痛みがひどいときには運動を休ませるという注意も必要です。症状が重いようであれば、外科手術が必要になる場合もあります。

まとめ

大切なペットがこのような病気にならないためには、子犬の頃からの予防をしていく必要があります。食事と運動をきちんと管理して肥満にならないように心がけていくことが大切です。無理な運動はなるべくさせないようにしましょう。家の床がフローリングの場合には滑りにくくするためにカーペットを敷くというような工夫をして、犬の足腰になるべく負担を掛けないようにしましょう。